「フランスに住みたいけど、パリじゃなくてもいい」と思っている方に、ぜひ知ってほしい街があります。それがトゥールーズ。日本人には意外と知られていないですよね…。
パリから南西に約600km、ピレネー山脈のふもとに位置するフランス第4の都市です。この記事では、実際にトゥールーズに住んでいる私が、移住・観光どちらの目線でもリアルな情報をお届けします。

トゥールーズってどんな街?
トゥールーズは南西フランスの拠点都市です。「バラ色の都市(La Ville Rose)」という愛称で知られており、街のいたるところにピンクがかったレンガ造りの建物が並んでいます。
そしてトゥールーズといえば、エアバス(Airbus)の本社がある街としても有名です。航空産業の街として発展してきた歴史があり、運が良ければ空を見上げたときにエアバス・ベルーガのような、普段は絶対に目にできない特殊な輸送機が飛んでいるのを見ることができます。航空ファンには堪らないポイントです。

街並みと景観
トゥールーズの中心部は、一言でいうと「おしゃれな都市」です。
ピンクレンガの建物が立ち並ぶ旧市街は、歩いているだけで絵になる景色が続きます。ガロンヌ川沿いの散歩道も美しく、特に夕暮れ時はとても雰囲気があります。
他のフランスの地方と比べると建物の背が高く、中心部の都会感はかなりのもの。徒歩圏内にショップ・カフェ・レストランが充実しており、車がなくても中心部で暮らせる利便性があります。「地方都市だから不便」というイメージは、トゥールーズには当てはまりません。

気候・天気
南西フランスに位置するトゥールーズは、温暖で日照時間が長い印象です。
トゥールーズは晴れの日が多く、太陽の光を浴びながら生活できます。冬も比較的穏やかで、南フランスらしい明るい気候が続きます。天気が生活の気分に影響するタイプの方には、特に向いている街です。
物価・家賃はパリと全然違う
移住を検討するうえで気になるのが家賃。トゥールーズはパリより断然安いです。
1LDKで600€〜探すことができます。パリで同条件の部屋を探すと1,200〜1,500€以上するケースも珍しくないので、その差は歴然。生活費全体もパリより抑えやすく、「フランスに住みたいけどパリは予算的にきつい」という方にとって、トゥールーズは現実的な選択肢になります。
食費も、2人分で週以内に80€に収まっています。
交通・アクセス
市内の移動
トゥールーズ市内はメトロとバスが充実しています。中心部であれば車なしでも十分生活できます。空港へもバスでアクセスできるので、月一で旅行する私には特に助かっています。
国内・国際アクセス
- パリへ:TGVで約4時間20分。飛行機も飛んでいます
- スペインへ:国境まで車で約3時間。バルセロナも日帰り圏内
- 空港の直行便:パリと比べると路線数は少ないですが、スペイン・イタリアへの直行便はあります
パリよりもスペイン旅行がしやすいのはトゥールーズ在住の大きな特権です。
トゥールーズを拠点にできる旅行先
トゥールーズは旅行の拠点としても優秀です。
- カルカソンヌ:電車で約50分。中世の城塞都市。
- バルセロナ:車や高速バスでアクセス可能。パリより近い
- ピレネー山脈:日帰りでハイキングや山岳リゾートへ
- ボルドー:TGVで約2時間。ワインの産地へも気軽に行ける
パリを拠点にするよりも、南ヨーロッパを旅しやすいのがトゥールーズの強みです。
移住先としてのトゥールーズ、正直どう?
在住者として正直な評価をお伝えします。
良いところ
- ちょうどよく都会で生活しやすい
- 生活費がパリより安い
- 気候が良く、晴れの日が多い
- 近隣諸国旅行の拠点として優秀
気になるところ
- 日本人が少ない(コミュニティを求める方には寂しいかも)
- 仕事を見つけるのはパリより難易度が高め
- 国際線の直行便はパリより少ない。日本に帰るのは大変かもしれません…。
総合的にはかなりおすすめの街です。特に、費用を抑えたい留学生にはおすすめの選択肢のひとつだと思います。トゥールーズには大学も多く、学生の街としての活気もあります。
「パリじゃないといけない理由」がないなら、ぜひトゥールーズも候補に入れてみてください。
まとめ
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 街の雰囲気 | ピンクレンガがかわいい都会的な街 ✅ |
| 気候 | 温暖・日照時間長め ✅ |
| 家賃 | パリより断然安い(1LDK 600€〜)✅ |
| 交通 | 市内充実・スペインへ近い ✅ |
| 旅行拠点 | カルカソンヌ・バルセロナ・ピレネーへ ✅ |
| 日本人コミュニティ | 少なめ ⚠️ |
| 就職 | パリより難しい ⚠️ |
フランス移住・留学を検討している方の参考になれば嬉しいです!

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