フランスのフリーマーケットに出店してみた【体験談】

フランス生活

フランスといえば蚤の市やフリーマーケットが有名。観光で遊びに行ったことはありましたが、今回はお世話になっている家族が出店者として参加していたので一緒にお手伝いとして参加してみました。郊外の小さな町だったので、とてもアットホームで温かい雰囲気。実際に参加してみて感じたことをまとめます。

出店の準備

出店には自分たちでテーブルや椅子、テントを持ち込みます。お釣り用の小銭やビニール袋も必須。ヨーロッパは基本クレジットカード社会ですが、この日ばかりは現金のやり取り。久しぶりに財布が小銭でパンパンになりました。

当日の準備と開始時間

当日は朝6時ごろから設営スタート。
まだ暗いうちから懐中電灯を持った“掘り出し物ハンター”たちがやって来て、商品を物色していきます。

8時になると通りが歩行者天国になり、フリーマーケット正式スタート。そこからは一気に人が増えて、にぎやかなお祭りのような雰囲気になりました。

売れ筋アイテムと値段設定

フランスのフリマで一番多いのは子ども服やおもちゃ
値札はほとんどなく、「3歳用」「5歳用」と書かれた札が置いてあるくらい。値段は基本的に売り手に直接聞くスタイルです。

私たちのブースではゲームソフトが大人気。食器や日用品も「安ければ買うよ」という感じで、ぽつぽつ売れていきました。

値段はわりと適当でOK。基本は交渉ありきなので、少し高めに言っておいて値引きされるのを前提にしておくとスムーズです。

現地ならではの雰囲気

近所の人との交流も楽しみのひとつ。
子ども向けの本をまとめて買ってくれた男性がいて、話を聞くと「アフリカに寄付する」とのこと。半額にしてお譲りしました。

私自身もご近所さんが出していたカーラーに興味を持ったのですが、「家で試してみて、気に入ったら買えばいいよ」と言ってくれてびっくり。こんな柔軟でアットホームなやり取りがあるのもフランスらしいなと思いました。

出店は単なる販売ではなく、ご近所付き合いの延長。
ただ日本のように積極的に「いらっしゃいませ!」と声をかける文化ではないので、自分のペースでのんびり接客できるのも気楽です。挨拶だけは忘れずに、ですね。

出店して分かったこと

参加してみて思ったのは、やっぱり現金は必須ということ。
それから値引き交渉は文化みたいなものなので、楽しむ気持ちでやると盛り上がります。

家具や日用品まで何でも揃うので、在住者にとっては生活費を節約する場にもなります。特に子ども用品は新品で買う前にフリーマーケットをのぞいてみると掘り出し物に出会えるかも。

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